江戸っ子の粋鍋
「ぼたん・さくら・もみじ鍋」


“ぼたん鍋・さくら鍋・もみじ鍋”
これらは江戸っ子の洒落た粋によって
名付けられた鍋なのです

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古来の肉食禁止令や仏教の影響で
公然と獣肉を食べるのはタブーだったのです。鹿や猪・熊・狸は黙認されていたみたいですが、やはり後ろめたい気分だったのでしょう。そのものズバリの名で呼ぶのを避けて{ぼたん・さくら・もみじ鍋}
と呼んでいたそうです。



ぼたん鍋の由来

ぼたん鍋とは猪(イノシシ鍋)の事ですが
猪の肉を皿に盛った際、ボタンの花の様な
ピンク色をしているからという説がありますが、実は違います。
“猪”を“獅子”とした「唐獅子牡丹」
からの隠語なのです。

唐獅子牡丹とは!?

獅子(ライオン)は“百獣の王”
最も勇敢な生き物ですが、唯一の敵が
己の中に居る虫で、その害虫は牡丹の花
から落ちる夜露を浴びると死んでしまうとされています。なので獅子は安心して居られる牡丹の花の下で眠る!
「心の拠り所」を意味した言葉です。


「今宵はぼたん鍋で一杯引っ掛けるか!」
粋な江戸っ子らしいじゃありませんか(^^)



もみじ鍋

もみじ鍋とは鹿肉鍋のこと!
説は2つあり、古今和歌集「奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時(とき)ぞ秋はかなしき」の歌からの引用とする説と
花札「鹿に紅葉(もみじ)」の絵柄から
取ったという説がある。
庶民文化の江戸っ子ならば花札か?(笑)



さくら鍋

さくら鍋は馬肉を味噌で煮込むモノと
すき焼風に醤油、酒、みりんで焼き煮にして
シラタキ・春菊・ねぎ・豆腐と共に食べるモノとがある。
盛んに食べられたのは牛鍋より後とされているので、江戸というより明治以降かも?
「ぼたん・もみじ」と来たから
桜色した馬肉を“さくら鍋”
と呼んだのではないだろうか!?



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